教員紹介

多様な体験と多彩な出会いに満ちた4年間

岡本 正志

岡本 正志特任教授

体験に裏打ちされた確かな学びが、教育学科にはあります。 あなた方の歩みが新しい教員養成の歴史を創っていきます。 ワクワクしませんか。楽しい学園を創るために、どんどん アイデアを提案して下さい。

講師派遣における講演テーマ

  • 分からない能力を発揮した人々

    科学の歴史を振り返ると、大きな改革を成し遂げた人の多くは、分かりが早い人ではなく、むしろ「もの分かりが悪い人」であった。有名なニュートンやパスツールなどは、幼少期に「うすのろ」などと馬鹿にされていたのであり、早わかりをせず、納得がいくまで「わからない」ということができた人物だった。「分からない」ということを能力ととらえ、これこそ本当に分かる能力であり、深く理解するために重要な能力であることを伝えたい。

  • 蝶は花粉を媒介するか

    花と蝶といわれるように、花は蝶に蜜を提供し、蝶は花の花粉を媒介する、というのが従来の見方である。しかし実験的に観察してみると蝶が花粉媒介に寄与する確率は高くないことが分かる。花粉の媒介者というよりむしろ、蜜だけいただく存在(盗虫)だというほうが正しい。

  • 科学技術と社会を考える

    AIやエネルギー、環境問題など、科学技術と社会や人間をめぐる見過ごせない問題が生じている。科学や技術の歴史をたどりながら、これらの問題をどうとらえれば良いのか、一緒に考えていきたい。

>講師派遣について

略歴

1981.4 大阪女子短期大学 講師
1996.4 大阪女子短期大学 教授
2001.4 京都教育大学大学院教育学研究科 教授
2009.10 京都教育大学 理事・副学長
2013.4 大阪成蹊短期大学 理事・学長
2015.4 高野山学園 顧問
高野山大学 客員教授
1993.8 以下 海外大学客員教授
中国遼寧師範大学日本文化教育研究所 客座教授
1993.9 中国大連海運学院 客座教授
1993.9 中国大連大学 日本研究所 特聘研究員
2004.9 中国・北京化工大学 STS研究所 客座教授
2021.4 高野山大学 文学部教育学科 特任教授
高野山大学 副学長(現在に至る)

学会等および社会における主な活動

所属委員会

-日本科学史学会
-日本理科教育学会
-日本科学教育学会
-日本エネルギー環境教育学会 理事
-日本物理学会
-British Society for the History of Science (英国科学史学会)

講義・講演・活動(2001.以降のみ)

2001 科学の祭典・京都大会実行委員
2002 日本物理学会物理学史分科幹事
2002 京都市「十八番授業」審査委員長(京都市教委主催,京都市全教員対象)
2002 枚方市立樟葉南小学校「理科大好きスクール」指導助言者
2002 京都教育大学附属高等学校SSH運営指導委員(現在に至る)
京都理化学協会・記念講演
京都エネルギー教育研究会代表
2004 エネルギー環境教育ワークショップ講演と指導助言者(社会経済生産性本部・エネルギー環境教育情報センター主催)
2005 エネルギー環境教育ワークショップ 中学校の部・指導助言者
茨木市教育委員会理科部研修会・講演
アインシュタイン祭(第4回)講演「アインシュタイン-時代と仲間たち」
資源エネルギー教育フォーラム(小浜市)シンポジウム・パネリスト
吹田市教育委員会理科部会研修会・講演
枚方市理科教育研究会・講演
2006 エネルギー環境神戸シンポジウム・パネリスト(資源エネルギー庁主催)
エネルギー環境神戸シンポジウムTV放送(TBS,サンテレビ)
名古屋市・私立高等学校理科教育研修会 講演
エネルギー環境教育フォーラム(コンソーシアム京都)講演
北京化工大学(中国・北京)「エネルギー環境問題とSTS教育」講演
2007 京都TV(京都ちゃちゃちゃっ)出演「楽しい科学-不思議な棒」
全国附属学校連盟副理事長,近畿附属学校校長会会長
北宇治中学校SPP授業「光の不思議」