イベント情報
高野山大学フジキン小川修平記念講座講演会
高野山大学フジキン小川修平記念講座講演会
―宇宙の摂理への想い〈科学と宗教の立場から〉―
予約多数のため、応募を締め切らせて頂きました。
多数の応募、どうもありがとうございました。
日時 | 平成25年10月13日(日)午後12時30分~午後6時(開場:午前11時30分) | ||
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場所 | 大阪市中央公会堂 http://osaka-chuokokaido.jp/access/ |
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プログラム |
◆講演1「科学と思想の相互越境への挑戦」 ◆講演2「ダーウィンが来た:新しい因果性の科学」 ◆講演3「心は遺伝子の働きを調節する」
【パネルディスカッション】 |
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定員 | 700名(定員に達し次第、受付を終了させていただきます) | ||
ご参加料 | 無料(事前申し込みが必要です) | ||
ご予約・お問合せ |
①予約申し込みフォーム ②郵送用フォーム 【申 込 先】高野山大学フジキン小川修平記念講座事務局 行 ③受付完了後、受講票(参加人数分)をお送りいたします。 |
講演内容
■講演1
【講師】松本 紘 先生(まつもと ひろし)
【現職】京都大学総長
【講演タイトル】科学と思想の相互越境への挑戦
【講演概略】
「科 学」はもともと「哲学」の一つ一つ独立した分科として発展してきた。しかし、現代社会では「科学」は「サイエンス」として取り扱われるようになったが、実態の多くは個別分科の学問のままである。 総合学としての科学と哲学・思想・宗教との関係を抱合するパラダイム・シフトの必要性と未来を展望する。
■講演2
【講師】西川 伸一 先生(にしかわ しんいち)
【現職】JT生命誌研究館顧問
【講演タイトル】ダーウィンが来た:新しい因果性の科学
【講演概略】
だれも、生命は物理的物質とは違っていると感じます。しかし、近代誕生以後、科学はこの違いについての追求を避けてきました。講演では、神の業とされてい た、生命の非物理的因果性をキーワードに、科学の歴史を概観します。皆さんは、科学は今もこの問題に取り組んでいないと思っておられるかもしれません。私は、ダーウィンはこの流れを大きく転換させたと思っています。物質ではない「情報」と、機械の関係が理論化された20世紀を経て21世紀を迎えました。この機会に皆さんと21世紀に何が来るのか考えたいと思います。
■講演3
【講師】村上 和雄 先生(むらかみ かずお)
【現職】筑波大学名誉教授
【講演タイトル】心は遺伝子の働きを調節する
【講演概略】
遺伝子にはスイッチがあり、そのオンとオフが見事に調節されている。そのオンとオフが心によっても調節されるという仮説を2002年に提唱した。それを証明するための研究会を組織し、その中で得られた結果などについて述べる。
①糖尿病患者の食後の血糖値の上昇が笑いによって抑えられることを発見した。その笑いによってオンになる遺伝子を同定した。
②さらに30年にわたる遺伝子研究から実感した「サムシング・グレート」の存在や働きについても述べる。