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2014年10月03日 研究会

南山教学研究会 第9回

日時:10月17日(金) 13時30分~
場所:密教文化研究所 2階 会議室
内容:「十地仏果」
本論は『大日経』住心品の中の「謂ゆる、初発心より乃し十地に至るまで次第にこの生を満足す」という一文をあげ、この「十地」の中に「仏果」が摂されているのか否かを問答する算題である。
『十地経論』の注釈者等は十地の三昧を解釈して「更に一轉法性の生有り。即ち佛處に補す」とし、因位(十地)の外に果満の体(仏果)を立てる。これに対して、本論は「凡そ因果の別を見るは竪差別の義門による一往の説」であるとし、(この十地を)「横平等門によらば、因分の当体は不二一如なることを果分と名く」といい、十地の外に仏果を立てない趣意に立って、自宗の実義を明らかとするべく論議が進められている。
※参加自由、事前申込不要

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